学校の授業で困っている人のためのウェブサイト
学校の授業で困っている人のためのウェブサイト

パソコンやタブレットを持っていない人の学習支援を考える

2015年3月29日公開

このウェブサイトでは、中学校の数学の授業がわからなくて困っている人のために一人でも読み進めることができるわかりやすいテキストを配布しています。しかし、相対的貧困が広がりつつある現状では、インターネットに接続する手段がない中学生は少なくないかもしれません。そのような人たちの支援をするにはどうすれば良いでしょうか。良い方法を思いつくことが出来ませんが、いくつか考えられることや問題点を書いておきます。

そもそもインターネットに接続できる環境にない人がこのウェブサイトの存在自体を知る可能性は低いのですが、知人、友人から教えてもらうなど、何らかの手段でこういうウェブサイトがあるということを知っているという前提で話をします。

  1. テキストを紙に印刷したものを使ってもらう方法

    テキストはPDFで作られていますから、紙に印刷して使うのには適しています。

    しかしテキストはどれも分量が多いので、印刷のコストは馬鹿になりません。また、印刷したものをどうやって配布するのかという問題もあります。

  2. 中古のパソコンを安く入手してもらう方法(この場合、インターネットに接続出来なくても構いません)

    インターネットに接続できる知人、友人がテキストをダウンロードし、学習者が入手した中古のパソコンにテキストをコピーすれば良いわけです。

    中古のパソコンをどうやって買ったら良いのか、どれを買えばよいのか結構迷うかもしれません。また、中古と言っても、1万円以上かかるかもしれません。 知人や友人の「お古」を譲ってもらうのが良いかもしれません。

  3. とりあえず、スマートフォンでならインターネットに接続できる場合

    スマートフォンのような端末では画面が小さくて見にくいという問題がありますが、テレビと接続して見る方法があるかもしれません。

かつての日本の社会では、受験競争とか学歴社会などという言葉が人々の間で強い影響を持っていました。偏差値の高い高校、偏差値の高い大学へと進学し続ければ、良い会社に入ることが出来て豊かな人生を送ることができると考えていた人が多かったわけです。受験競争はだんだん激しくなっていきました。そしてその頃の入学試験には、今と比べてずっとたくさん「学校では教えてもらえない難しいこと」が出るようになっていき、その頃の子供たちは、塾や予備校へ「学校では教えてもらえない難しいこと」を習いにいくようになりました。

今はどうでしょう。通塾率は相変わらず結構高いようです。しかし昔とは違い、多くの子供が学校で習っている基本的なことを習うために塾へ通います。どうも学校の授業だけでは、基本的なことを身に付けるのは難しいようなのです。そのような場合、心配になった保護者や生徒本人はとりあえず塾通いを考えます。しかし、塾通いをするとなると1ヶ月あたり数万円の出費が必要になります。いっぽう相対的貧困が広まりつつある現状では、塾へ通いたくてもへ通えない子供たちが増えてきているようです。

昔のように「学校では教わることの出来ない難しいこと」を学ぶために塾通いをするのならまだしも、「学校で教わる基本的なこと」を理解するために、塾通いをして毎月数万円の出費が必要になるというのはかなりおかしい気がします。このウェブサイトでできることは少ないですが、そのような問題の解決に、少しでも役に立つことができればと考えています。このウェブサイトの趣旨に賛同していただける方は、もし自分の周りにインターネットに接続出来ないけれども勉強してみたいという人がいれば、そのような人に何か支援をお願いします。