中学英文法

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関係代名詞:主格の場合

3. whoを使って人に説明を加える表現とwhichを使ってモノに説明を加える表現(関係代名詞whoとwhich:主格の場合)

"a friend who lives in Australia" / "an airplane which goes to New York"

"オーストラリアに住んでいる友だち" / "ニューヨークへ行く飛行機"


私たちはすでに関係代名詞thatを使って語句を補足説明する表現を学んでいます。

たしか、

「オーストラリアに住んでいる(一人の)友達」

を関係代名詞thatを使って言うと

"a friend that lives in Australia"

となるのでしたね。


ここではこれから、that ではなく、who や which という言葉を使っても、同じような言いまわしが出来るということを学びます。


実は、「人」についてを補足説明する場合は who を使うことができて、「モノ」について補足説明する場合は which を使うことが出来るのです。


では詳しく説明することにしましょう。


1. 人について補足説明を後ろから加える場合は関係代名詞whoを使うことが出来ます。

「オーストラリアに住んでいる友だち」を英語で言うとどうなる?

「(一人の)友だち」という「語句」を英語で言うと「a friend」ですね。

「(一人の)友だちがオーストラリアに住んでいます。」という「文」を英語で言うと「A friend lives in Australia.」となりますね。

念のため、ここまでの話を整理しましょう。

a friend    (一人の)友だち    (これは語句)

A friend lives in Australia.    (一人の)友だちがオーストラリアに住んでいます。    (これは文)

ということですね。

「オーストラリアに住んでいる(一人の)友達」を英語で言いたい場合、このふたつをつなぎます。

「a friend(一人の友達)」という「語句」を「a friend lives in Australia.(一人の友だちがオーストラリアに住んでいます。)」という「文」を使って、どんな友だちなのか、後ろから補足説明するのです。

ただしちょっとした細工をします。

「a friend(一人の友だち)」ですから「人」ですよね。

「人」について補足説明を加えるのですから、文の中にある「a friend」を「who」にかえてつなぐのです。

つまり、

a friend who lives in Australia

と言えばよいのです。

この言いまわしをもう少し詳しく見てみると次のようになっていることがわかります。

  a friend    /who lives in Australia
(一人の)友だち/whoはオーストラリアに住んでいる(んだけどね)

→オーストラリアに住んでいる(一人の)友だち

「who」は「a friend」の代わりになっていることに注意しましょう。


これまでの説明でわかるように、who は「人」を表す語句の後ろに補足説明をする文をつなぐ役割をしています。

このような役割を果たす言葉は関係代名詞と呼ばれています。

この場合の「who」は、「だれ」という意味をではないことにも注意しましょう。


2. モノについて補足説明を後ろから加える場合は関係代名詞whichを使うことが出来ます。

「ニューヨークへ行く飛行機」を英語で言うとどうなる?

「(一機の)飛行機」という「語句」を英語で言うと「an airplane」ですね。

「(一機の)飛行機がニューヨークへ行きます。」という「文」を英語で言うと「An airplane goes to New York.」となりますね。

念のため、ここまでの話を整理しましょう。

an airplane    (一機の)飛行機    (これは語句)

An airplane goes to New York.    (一機の)飛行機がニューヨークへ行きます。    (これは文)

ということですね。

「ニューヨークへ行く(一機の)飛行機」を英語で言いたい場合、このふたつをつなぎます。

「an airplane(一機の飛行機)」という「語句」を「an airplane goes to New York.(一機の飛行機がニューヨークへ行きます。)」という「文」を使って、どんな飛行機なのか、後ろから補足説明するのです。

ただしちょっとした細工をします。

「an airplane(一機の飛行機)」ですから「モノ」ですよね。

「モノ」について補足説明を加えるのですから、文の中にある「an airplane」を「which」にかえてつなぐのです。

つまり、

an airplane which goes to New York

と言えばよいのです。

この言いまわしをもう少し詳しく見てみると次のようになっていることがわかります。

  an airplane  /which goes to New York
(一機の)飛行機/whichはニューヨークへ行く(んだけどね)

→ニューヨークへ行く一機の飛行機

「which」は「an airplane」の代わりになっていることに注意しましょう。


これまでの説明でわかるように、which は「モノ」を表す語句の後ろに補足説明をする文をつなぐ役割をしています。

このような役割を果たす言葉は関係代名詞と呼ばれています。

この場合の「which」は、「どれ」という意味をではないことにも注意しましょう。


それでは練習問題を解くことにしましょう。

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