中学英文法

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canの使い方(...できる)

1. ...できます。 (...できると言いたいとき)

「can」は「できる」という意味を付け加えるために使う言葉です。

ここでは、「...できます」と言いたいときにはどうすればよいのか学ぶことにしましょう。

今回の例文

I can play the piano.

私はピアノが弾けます。

では解説です

次のふたつの文を比べてください。

音声を聴くI     play the piano.  私はピアノを弾きます。
音声を聴くI can play the piano.  私はピアノが弾けます(弾くことができます)。

上の文は以前学んだ「一般動詞を使って今の話をする文」です。そして下の文が、今回学ぶ、「…できる」という意味になる文です。

比べてみるとわかるように、「弾く」という意味の動詞「play」の前に「can」を付けると「弾ける(弾くことができる)」という意味になるのです。

今度は次のふたつの文を比べてください。

音声を聴くHe     plays the piano.  彼はピアノを弾きます。
音声を聴くHe can play  the piano.  彼はピアノが弾けます(弾くことができます)。

やはりこの場合も、「弾く」という意味の動詞「play」の前に「can」を付けると「弾ける(弾くことができる)」という意味になります。

でもここで注意してほしいことがあります。

たしか、前に学んだことを思い出すと、He や She などの文では動詞は s や es が付く形になるのでしたね。

ですから、上で見た、ひとつ目の文は動詞が「plays」になっています。

しかし、「can」を付けて「できる」という意味を付け加えるときは動詞は s や es がつかない形(つまり、原形)に戻さないといけないのです。

ですから、とにかく can のあとは動詞の原形 にすることになっているのです。

つまり、動詞の前に can を付けて、「can + 動詞の原形」という形を作ると「...できる」という意味になるのです。

ではもう少し例文を見てみることにしましょう。

例1

次のふたつの文を比べてください。

音声を聴くThey     run fast.  彼らは速く走る。
音声を聴くThey can run fast.  彼らは速く走れる(速く走ることができる)。

比べてみるとわかるように、「走る」という意味の動詞「run」の前に「can」を付けると「走れる(走ることができる)」という意味になるのです。

例2

次のふたつの文を比べてください。

音声を聴くTomoya     plays baseball.  智也は速く走る。
音声を聴くTomoya can play  baseball.  智也は速く走れる(速く走ることができる)。

比べてみるとわかるように、「(スポーツ)をする」という意味の動詞「play」の前に「can」を付けると「(スポーツ)ができる(することができる)」という意味になるのです。

この例の上の文は Tomoya が男性だとすると he の文なので play には s がついていました。しかし、can を使った下の文では、play には s をつけないということに注意しておきましょう。

それでは練習問題を解くことにしましょう。

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